アルダクトンAのod(大量摂取)のリスク

アルダクトンAのod(過剰摂取)にはどんな問題がある?

 

一般的に睡眠薬などのような医薬品は依存性が高いといわれています。しかし、依存性という面においては、アルダクトンAはそれほど心配する必要はないでしょう。つまり、大量摂取(od)や過剰摂取にいたる可能性は低いといえます。

 

しかし、美容目的での服用の場合は話が変わってきます。アルダクトンAのむくみ改善効果はが高いために、かえって服用量が増えてしまうケースもあります。より早い効果を実感したいからと、ついつい服用量が増えてしまうのです。たとえば、1日だけで100錠も服用したり、当たり前のように1日5回も服用してしまったり、適切な量が分からなくなってしまうことがあるのです。

 

そこで、ここからはアルダクトンAを大量摂取するリスクについて見ていきましょう。

 

アルダクトンAを大量摂取(od)するとどうなる?

 

まず、アルダクトンAをodすることで考えられる悪影響は、副作用が深刻化することでしょう。服用量が増したことにより、カリウムが保持されるのに、多くの尿が排出されるため、カリウム濃度がいっきに増えてしまいます。

 

味覚異常、四肢のまひ、筋力低下、吐き気、下痢、不整脈

>>アルダクトンA副作用【ニキビ・むくみ取り使用のリスク】

 

その結果高カリウム血症になり、↑のような症状がいっきに発症する可能性があるのです。

 

また、アルダクトンAのodは身体だけでなく心にも影響をおよぼします。od状態におちいると、アルダクトンAへの精神的依存が高まって、アルダクトンAが手放せなくなってしまいます。そうなると、個人輸入などを利用してアルダクトンAを大量購入したり、アルダクトンAがなくなるとパニック状態になることもあります。その結果、金銭的に余裕がなくなったり、落ちつきがなくなったり、日常生活にも影響がでかねません。

 

アルダクトンAを飲みはじめた理由がダイエットやむくみ改善だったのに、ふつうの日常生活が送れないほどの副作用がでたり、精神不安定になってしまったらどうでしょう。なんのためにアルダクトンAを飲んだのだろう、と後悔するかもしれません。

 

odしないために気をつけたいことは?

 

そもそもodしてしまう理由は、大量のアルダクトンAが手に届く場所にあるからです。この点から考えると、アルダクトンAの入手方法は病院からの処方だけと決めてしまうのがよいでしょう。処方されるのはおよそ2週間分ですから、odしたくてもできないことになります。

 

もし、病院に行きたくないから個人輸入で購入したいというなら、まとめ買いをしないなどの工夫が必要です。手元にたくさんあるからodしたくなるのですから、1回に購入するのはodできない量に制限することが大切です。

 

もしodしてしまったらどう対処する?

 

アルダクトンAのodで、深刻な症状がでてしまった場合の対処法としては、胃洗浄などの処置がおこなわれます。胃洗浄とは胃にチューブを入れて、アルダクトンAを人工的に排出させることです。さらに、

 

  1. 昇圧剤を投与する
  2. 電解液を交換する
  3. 副作用を軽減させる治療を行う
  4. 心臓と肺の診察・治療を行う

 

といった対処をするケースもあります。どんな方法を選択するにせよ、かんたんな治療ではないため、高額な医療費を請求されることになるでしょう。これらのことをふまえると、アルダクトンAをodするリスクは高すぎるといえるでしょう。

 

アルダクトンAをどのくらい飲むと致死量になる?

 

「ld50」とは医薬品の半数致死量のことをいいます。半数致死量は医薬品などの毒性をあらわす指標で、投与すると半数が死亡する量のことをいいます。

 

アルダクトンAのld50は、ラットやウサギで「1000mg/kg」です。これを体重50kgの女性に当てはめると50000mgになります。アルダクトンA50mgなら、1000錠以上服用しなければなりません。

 

現実的に考えて、1000錠もの錠剤を服用するのはむずかしいでしょう。たとえ1000錠のアルダクトンAを飲んだとしても、死亡する可能性は低いのです。つまり、アルダクトンAをodしたからといって、そう簡単に死ぬことはできません。ただし、これは確率の問題であり、ぜったいに死亡しないともいいきれません。できるだけodしないよう対策をとるべきですし、もしodしてしまったら早急な対応が必要でしょう。